代表の経歴

アコーディオン
一橋大学社会学部:2008〜2012

新しいことに本気で挑戦

一橋大学社会学部では社会政策を専攻し、卒業論文では『日本における移民政策』をテーマに取り組みました──が、実際の大学生活の99%は体育会ラクロス部に捧げていたように思います。大学進学後、私は体育会のラクロス部に入部しました。高校時代の野球部では中途半端に取り組んでしまった後悔があり(ある程度うまかったことにあぐらをかいて練習に手を抜いていました)、大学では「今度こそ新しいことに本気で打ち込みたい」という強い思いがあったからです。未知のスポーツにゼロから挑戦する日々は大変でしたが、その分充実感も大きく、努力を重ねる楽しさを実感しました。

実は入部前に前十字靭帯を断裂する大けがを負っており、大学1年時は手術と約1年間のリハビリに専念しました。しかしリハビリ期間中もできる限り筋トレや基礎練習に励み、復帰後も空いた1年のブランクを埋めるべくオフの日にもチームメイトを誘って自主練習を重ねました。週5日、毎朝7時からの練習に始まり、夜遅くまで筋トレや自主練習に打ち込む日々でした(そのため授業にはあまり出られませんでしたが、テスト前にはファミリーレストランで部活仲間と一夜漬けの勉強会をするなど、限られた時間で要領よく実務をこなす術も身につきました笑)。その甲斐あって、100名以上いる部員の中で3年時には公式戦に出場できる準レギュラー、4年時にはレギュラーメンバーを務めるまでに成長しました。

一方で、幹部(キャプテンや副将)といった役割には就かず、プレーヤーとしてチームに貢献する立場を選びました。その結果、チームはリーグ戦で思うような成果を残せず、悔しい思いをすることになりました。自分はチームのためではなく自分のためだけにプレーしていたのではないか―そう感じたとき、胸にポッカリ穴が開いたような後悔が生まれました。「もしあのとき、自分が先頭に立ってチームを引っ張っていたら…」と。この経験は自分にとって大きな転機となりました。以降、「次こそ自分が先頭に立ってチーム・組織を導きたい」という強い思いが芽生えました。

株式会社INPEX:2012〜2021

グローバルへの志

大学卒業後、新卒で株式会社INPEXに入社しました。選んだ理由は、「世界を舞台に活躍し、リーダーシップを発揮して大きなことを成し遂げたい」という漠然とした憧れがあったからです。日本有数のエネルギー企業であるINPEXでなら、若いうちから海外プロジェクトに関わりグローバルな視点を養えると考えました。

実際、入社後は財務・会計分野の業務を担当し、ロンドンへの駐在も経験するなど、国際的な環境で成長の機会を得ました。しかし、広大な組織の中では自分が主導権を握る場面は多くなく、振り返ると当時の自分は受け身で与えられた役割をこなすことに精一杯でした。大企業で学んだ専門スキルは貴重でしたが、「自分自身のリーダーシップでもっと価値を発揮したい」という思いが次第に芽生えてきました。

IE Business School MBA:2022

スキルの棚卸しと自分の見つめ直し

自分の力をもう一段高め、リーダーシップを発揮するため、私はMBA留学に踏み切りました。「これまでの経験を一度棚卸しし、自分のスキルや思考を磨き直す期間にしたい」と考えました。

スペインのIEビジネススクールでは、戦略、リーダーシップについて体系的に学び直し、多国籍なクラスメートとの議論を通じて多様な経営観を吸収しました。また、授業と同じくらいクラスメートとの交流も重視しました。休暇中に一緒に旅行に出かけたり、講義後に飲みに行ったり、ときには深夜まで語り合うこともありました。そうした濃密な交流を通じて互いの理解が深まり、生涯の友人と呼べる仲間もできました。異文化での生活は家族にとっても貴重な冒険であり、異国の地で支え合うことで家族の絆も深まったと実感しています。この留学期間は、視野を広げ自分自身を見つめ直す大切な転機となりました。

株式会社丸金:2023〜2025

ルーツへの貢献

MBA修了後、私は日本に戻り、家業でもある株式会社丸金に経営幹部として参画しました。「今まで多くの貴重な経験を積むことができたのは、家業というルーツがあったからこそ」―そんな感謝の気持ちを込めて、これまでの学びや経験を還元したいという思いがこの決断の原点にあります。

入社後は、勤怠管理のDX化や評価制度刷新、新卒採用体制構築など、『企業価値向上の土台作り』に尽力しました。現場の声に丁寧に耳を傾け、社員一人ひとりが働きやすい環境とは何かを考えながら改革を進めていきました。

その結果、会社としても短期間で飛躍的な進歩を遂げることができました。ある同僚から「原さんが来てから会社が10年分進歩したよ」と感謝の言葉をもらえたときには、自分の貢献が形になったことを実感し、嬉しく思いました。ビジネスの現場で直接組織を動かし、人に喜ばれる手応えを得たことは、大企業勤務や留学では得られなかった大きな喜びであり、自信にもつながりました。

サーチファンド挑戦:2025〜

社会に良いことを目指して

丸金での経験を経て、現在私はサーチファンドという形で新たな起業に挑戦しています。これは、自ら資金調達を行い、中小企業を承継して経営者となる道です。

その背景には、「自分のこれまでの経験を最大限に活かしながら、より社会にとって良いことを成し遂げたい」という強い思いがあります。MBA留学中に海外の同級生たちが自分のファミリービジネスの将来に向けて前向きに議論している姿に刺激を受けたことや、一方で日本では事業承継に消極的な空気との間にギャップを感じ、「次世代の経営者として日本の中小企業を元気にしたい」という志が芽生えました。

その最適な手段がサーチファンドだと確信し、この道に進む決意を固めました。今、将来有望な企業を探し出し、経営者として新たな価値を生み出すべく日々奔走しています。社会課題の解決につながる事業に自分の情熱と能力を注げることに、大きなやりがいを感じています。

一貫する想いと私のスタイル

こうして振り返ると、私の歩んできた道は一見すると大企業への就職からMBA留学、家業への参画、サーチファンド起業と多彩ですが、根底には一貫した軸が流れていると感じます。それは「現状に満足せず、新たな挑戦を通じて自分も周囲も成長させたい」という想いです。

この想いを体現する私の信条は、一言で表すなら「意志あるところに道は開ける」です。私は常に、強い意志を持って新しい挑戦に飛び込み、その経験を通じて自分自身を成長させてきました。そして、その挑戦が周囲にも良い影響をもたらすよう心掛けてきました。

高校時代の悔いから生まれた挑戦心は、大学でラクロスに本気で打ち込む原動力となりました。ラクロスで培った「次は自分が先頭に立つ」というリーダーシップへの思いは、更にスケールの大きな舞台を求めてINPEXに飛び込む推進力となりました。INPEXでの経験から自分に足りないものを悟り、MBAで鍛え直したことが次のステップに繋がり、得た知見を今度は自分のルーツで発揮したいと丸金に挑戦しました。そして最終的には、培った経験を投じて社会に貢献できるフィールドを求め、サーチファンドという冒険に踏み出しました。

どの転機にもその時々の真剣な思いがあり、それが自分なりの成長の物語を紡いできたのだと思います。

人との関わり方についても、自分なりのスタイルを大切にしています。それは、時間をかけて信頼関係を築き、相手の話にしっかり耳を傾けて「何がその人のためになるのか」を考えるというものです。学生時代のラクロス部でも、後輩たちの悩みにじっくり向き合い、自分の経験を踏まえて一緒に考えるよう心掛けました。その結果、「面倒見の良い先輩だ」と慕ってもらえたことは嬉しい思い出です。社会人になってからも、例えば丸金では現場の声を丁寧に拾い上げながら改革を進めました。自ら動いて環境を整えることで社員から直接感謝の言葉をいただいたときには、自分のスタイルが組織の力になったと実感しました。一方、INPEX時代の自分は環境に身を任せてしまい、積極性を欠いていたと反省しています。その経験もあってか、今では主体的に人と向き合うことの大切さを痛感しています。

私のキャリアは常に挑戦の連続でしたが、振り返れば「自分を高め、周囲に良い影響を与えたい」という思いが一貫してモチベーションになっていました。そして、人との関係においては信頼を土台に相手に向き合う姿勢を貫いてきました。これからもこの挑戦心と誠実なスタイルを武器に、新たなフィールドで価値を創造し続けたいと考えています。

会社概要

会社名原陽祐合同会社
所在地東京都豊島区東池袋2丁目62番8号BIGオフィスプラザ池袋1206
設立日2025年5月28日
代表者名原陽祐
事業内容(1) 事業承継問題を抱える中小企業の株式を譲り受け、経営を承継する事業
(2) 投資先の選定、投資及び投資先の経営
(3) 前各号に附帯関連する一切の事業